【埼玉県和光市 戸建て】シーリングファンのちらつき軽減事例をプロが解説!
更新:2022年9月16日 公開:2017年11月27日
今回は、ダウンライトとシーリングファンの位置関係によるちらつきについてご紹介します。
実際の設置事例を参考に、ちらつきの原因や適切なシーリングファンの選び方・設置位置について解説。せっかく憧れのシーリングファンを設置したのに「照明がちらついて読書に集中できない!」なんてことにならないよう、しっかり確認しておきましょう。
目次
シーリングファンが原因で起こる「ちらつき」とは?
シーリングファンの設置場所の近くにダウンライトがある場合、回転する羽根によって影ができ、照明がちらつくという問題が発生することがあります。
ちらつきがあると、テレビを見るときや本を読むときに気になって集中できないとお困りの方もいるようです。
しかし、シーリングファンの真上にライトがあるわけでもないのに、なぜちらつきが発生してしまうのでしょうか?
その理由として、光の特性が大きく関わってきます。
光は光源から遠ざかるほど拡散する特性があります。そのため、ダウンライトの真下にシーリングファンを設置していなくても、光の通り道に回転する羽根が被ってしまうのです。
下記はメーカーでの検証結果のイメージ画像となります。羽根の先端からダウンライトの距離が離れているほど、ちらつきが軽減されることが分かります。
したがって、シーリングファンによるちらつきを無くしたいのであれば、光の通り道と羽根の旋回範囲が被らないように考慮しなければいけません。
そこで、シーリングファンが原因となるちらつきを軽減する方法についても確認しておきましょう。
シーリングファンによるちらつきを軽減する方法
こちらはメーカーでちらつきを軽減するための羽根とダウンライトの位置関係についてのデータです。
ちらつきを軽減するためには、シーリングファンの羽根が光の通り道を遮らないように工夫する必要があります。
具体的な方法としては、天井高に合わせて「天井からシーリングファンの羽根までの距離」を調節するのが有効です。
光は光源から離れるほど広がるため、天井からシーリングファンの羽根までの距離が短いほど、光の通り道と羽根の旋回範囲が被りにくくなります。
したがってメーカーのデータにも記載されている通り、天井高と羽根の先端からダウンライトまでの距離に合わせて、天井からシーリングファンの羽根までの距離を調節することでちらつきが軽減できるのです。
ただ「羽根の先端からの距離と言われてもイメージが沸かない…」という方も多いかと思います。
その場合は天井の配線器具からダウンライトまでの距離を目安に測ってみてください!
たとえば、天井高が3.5m以下の住宅に「天井から羽根までの距離が300mm」「半径600mm」のシーリングファンを設置する場合、配線器具から「300×3+600=1500mm」の距離を確保することでちらつきが軽減されることが分かります。
一方、天井高が5m以上の住宅に「天井から羽根までの距離が300mm」「半径600mm」のシーリングファンを設置する場合であれば、配線器具から「300+600=900mm」の距離を確保することでちらつきが軽減されます。
最終確認として計算式をまとめておくので、覚えておくと便利です。
天井から羽根までの距離=(A) ※fazoo商品ページの「羽根上:約〇〇mm」を参照してください。
ファンの羽根の半径=(B)
配線器具からダウンライトまでの理想の距離=(A)+(B)以上ということになります。
【埼玉県和光市 戸建て住宅】シーリングファン取付工事におけるちらつき軽減事例をご紹介!
ご紹介させていただくお宅のシーリングファン取り付け工事に関する詳細情報は以下の通りです。
・天井傾斜:無し
・床から取り付け位置までの高さ:約3600mm
・ファン本体最下部から床までの高さ:3233mm
・部屋の広さ:LDで約20帖
・取り付けフロア:戸建て 2階リビング
・ローゼットの形:丸形フル引掛シーリング
・取り付け商品:オーデリック製 6枚羽根 ホワイト DCモーター シーリングファン
・ファンの幅:1200mm
・ファンの全高:約367mm
・延長パイプ:標準パイプ
・ファンの重さ:約4.3kg
メーカーのデータによると、天井高3.6mのお宅の場合「天井から羽根までの距離を3倍した数値」と「羽根の先端からダウンライトまでの距離」が同等であれば、ちらつきは軽減されると記載されています。
つまり今回、設置させていただいたシーリングファン【OLF002】の場合は、天井から羽根までの距離が301mmとなるため、羽根の先端からダウンライトまでの距離が903mm空いていればちらつきは軽減されるということになります。
なお仮に、天井高が5mのお宅の場合なら「天井から羽根までの距離」と「羽根の先端からダウンライトまでの距離」が同等であれば、ちらつきの軽減が可能です。
例えば、天井高が5245mmのお宅に天井から羽根までの距離が1051mmの「オーデリック製シーリングファンライト【OLB105】」を取付させていただいた「埼玉県ふじみ野市の事例」では、羽根の先端からダウンライトまでの距離が1051mm以上空いていればちらつきは軽減されるということになります。
なお、今回の埼玉県和光市の取付事例では、天井の高さは3.6mほどありますので、シーリングファンのサーキュレーション効果や見た目の印象を考えると60cmパイプがオススメ。
ただし、パイプ延長によって天井から羽根までの距離が長くなった分、羽根の先端からダウンライトまでの距離も長くないと、ちらつきが発生してしまいます。
今回のお客様の場合は、延長パイプを何本かお持ちし、工事士のシミュレーションの後にお選び頂きました。
その結果、ちらつきが発生しない適切な長さで設置することができました。
商品にもよりますが、当店から直接工事にお伺いできる場合は延長パイプを数種類お持ちすることも可能です。
設置前にどのパイプが空気の拡散に効率が良く、ちらつきが発生しない(気にならない程度)長さか確認させていただいた上で、ご自宅に合う最適な仕様をお選びいただけます。
上記のとおり、ネット通販ならではの不安な点といえる「実際に実物が見られない」「延長パイプの長さ選びが分からない…」というお悩みもファズーに工事のご依頼を頂ければ、カバーさせていただきます。
シーリングファンの設置希望場所の近くにダウンライトがある方は、ご購入前に今一度ご確認をオススメいたします!
まとめ
最後に、ダウンライトと羽根の位置が近くても昼間であれば、ほとんどちらつきは気になりません。また、設置するシーリングファンを照明付きタイプにすることや延長パイプを短めで設置し天井とファンの距離を短くすること、他の照明の照度をあげることでもちらつきを軽減できます。
上記のように、シーリングファンが原因で起こるちらつきに対して、別観点からの解決策もご提案いたします。
シーリングファン・ライト専門店「ファズー」では、1,500商品以上の豊富な品揃えと31,500以上の販売実績を誇る圧倒的な経験値から、お客様のお悩みやご予算に応じて最適な解決手段をご提案させていただきます。
また、販売のみならず4,000件以上の工事実績もあるため、製品選びから取付工事、アフターサポートまで充実したサービスを提供しています。
ちらつきに関するお悩みはもちろん、どんな小さなお困りごとでも構いませんので、電話やLINE、メールでもお気軽にご相談ください。
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