シーリングファンの効果とは?夏と冬で使い方を変えて効率をアップしよう
更新:2022年9月16日 公開:2020年5月15日
※2022年4月更新
お店や友人宅などに行った時、天井でくるくる回っているおしゃれなプロペラを見たことありませんか?それは、シーリングファンと呼ばれるサーキュレーターです。空気を撹拌して室温を快適にすることができるので、戸建てはもちろん、マンションにお住まいの方も設置を検討されていることでしょう。
おしゃれなイメージがあって魅力的なインテリアだけど「本当に効果があるの?」と疑問に思っているみなさんに、今回は、シーリングファンの効果についてご紹介します。冷暖房の効率をグッとアップさせる天井向けサーキュレーターを、今季から取り入れてみませんか?
目次
■シーリングファンとは?
シーリングファンとは、天井に取り付けるサーキュレーターのことです。プロペラを回転させることで空気を撹拌させて、室温を一定に保っています。夏も冬も快適に過ごせるため、設置しているご家庭は多くあります。
空気の循環をサポートしてくれるシーリングファンは、冷暖房の電気代が安くなるなど節約効果も期待できるインテリアです。シーリングファンは天井の高い室内に設置するイメージがあると思いますが、吹き抜けはもちろんのことマンションや賃貸のような天井の低い部屋に設置しても効果があります。
シーリングファンは、国内メーカーから日本の住宅事情に合わせて豊富なモデルが発売されているので、好みのカラーやデザインが選べます。直進的な風で対象物の温度をさげる扇風機やサーキュレーターとは異なり、大きな羽根でお部屋の空気全体を撹拌させることができる柔らかい風も特徴の一つです。私が思うイメージは「部屋全体にそよ風が吹いている」です。
・マンションにも設置できる
シーリングファンは戸建て以外にマンションにも設置できます。
間取りによっては窓が一つしかなく、空気の流れが悪いこともあります。エアコンを作動させても今一つ効き目がなく、夏は暑く、冬は寒い思いをしている方もいるでしょう。
シーリングファンには現在様々なモデルが登場しております。マンションや賃貸の集合住宅にお住まいの方であれば、薄型タイプがおすすめです。薄型タイプなら、羽根の位置が天井に近く圧迫感が少ないため、生活スペースを広く活用できます。
天井から羽根までの高さが15cm~20cm程度のモデルも複数あるので、部屋の色調などに合わせて選べるでしょう。
■シーリングファンの効果
シーリングファンの購入を考えていても、効果に不安があると二の足を踏んでしまうものです。ここでは、具体的なシーリングファンの効果についてご紹介します。
・冷暖房の効率アップ
エアコンを使用した時、「上は暖かいのに、足元は冷たい」と感じたことがある方は多いでしょう。
シーリングファンはサーキュレーターや扇風機と違い大きな羽根をモーターで回転させます。その結果、部屋全体の空気が循環し、天井付近も足元も室温が一定にすることができます。エアコンや温風式ストーブのように、一方向から風を送るだけでは、部屋全体の室温にバラつきが出てしまいます。
シーリングファンならその温度差をなくし、効率良く空気を循環してくれるため、冷暖房効率がアップし節電に繋がります。
・節約効果で電気代もおトクに
エアコンや暖房器具などを利用した際に、なかなか快適な室温にならず、温度変更をしたことはありませんか?
シーリングファンを設置すれば効率よく室温を安定させることができる上に、電気代の出費を抑える節約効果も期待できます。実は設定温度の変更によって、電気代は変化します。
温度を1℃上げたり下げたりするだけでも、設定変更前と比較して約10%も節電効果が変わってくるのです。
シーリングファンは大きな羽根で部屋全体に一定の空気の流れをつくるため、冷暖房の設定変更の頻度を抑えることができます。また、人は風を感じることで体感温度が下がるため、シーリングファンを併用すれば、いつもよりエアコンの温度を控えめに設定できます。
これらすべて電気代の節約につながりますが、マンションなどでエアコンを多用している方や、広いリビングダイニングで使用する場合は、特に効果を実感いただけるはずです。
なお、シーリングファン自体にも電気代が発生しますが、消費電力も低く、そこまで電気代もかかりません。たとえば、消費電力40Wのシーリングファンを1時間使っていたとすると、一般的な家庭の電気代25円/1kWhから計算し、1時間で1.0円の電気代が発生します[※1]。24時間で24円、1ヶ月では720円ほどの電気代となります。
[※1]参考元記事:シーリングファンの電気代はどのくらいですか?
・匂いの拡散
シーリングファンの稼働により空気が全体に撹拌されることで、同時に匂いも分散されます。
リビングなど窓に近い部屋であれば、常に新鮮な空気が入ってくると思いますが、建物の形状によってはなかなか空気が流れない箇所もあります。その結果、ホコリっぽくなるなど匂いの元をつくってしまいます。
しかしシーリングファンがあれば、新鮮な空気を部屋の中央から隅々まで送り、しっかり清浄してくれます。マンション住まいであれば、気になる部屋干しの匂いも解消できるでしょう。空気清浄機と合わせて使えば、さらにフレッシュな空気の中で生活できます。
・カビや結露の防止
カビや結露が発生する原因の一つに、換気不足があります。リビングや台所など比較的オープンスペースは換気も良好だと思いますが、部屋の隅や奥まった場所などは湿気の溜まりやすい部分です。
特に梅雨時期ともなれば、扉を全開にしていても湿気がなくならないといったケースもあるでしょう。
シーリングファンは、部屋全体の空気の流れを良くする効果があるため、カビや結露の防止にも役立ちます。梅雨など雨の多いシーズンにも活躍するインテリアと言えるでしょう。
・洗濯物が均等に乾く
洗濯物が均等に乾くところも、シーリングファンの大きな効果です。部屋干しの匂いが気になり「なるべく早く乾いてほしい」と思うこともあるでしょう。しかし、梅雨は乾きも遅く、厚手の衣類であればなかなか乾かないこともあります。
シーリングファンは、常にゆったりとした風を送り続けることができる機器です。ゆったりとした送風が洗濯物付近の湿気を循環させるので、洗濯物が乾きやすく結果匂いを抑えることにもつながります。
またサーキュレーターや扇風機と違って、付けたまま外出できる点も魅力です。ペットなどがいるご家庭の場合、扇風機やサーキュレーターを作動させたまま外出すると、ペットがケガをする恐れがあります。
その点、シーリングファンは天井に設置してあるため、安全性が高いと言えるでしょう。梅雨時やマンション住まいの悩みである、洗濯物が乾かない点も解消してくれるインテリアです。
・インテリアとしても活躍する
洗濯物が均等に乾くところも、シーリングファンの大きな効果です。部屋干しの匂いが気になり「なるべく早く乾いてほしい」と思うこともあるでしょう。しかし、梅雨は乾きも遅く、厚手の衣類であればなかなか乾かないこともあります。
シーリングファンは、常にゆったりとした風を送り続けることができる機器です。ゆったりとした送風が洗濯物付近の湿気を循環させるので、洗濯物が乾きやすく結果匂いを抑えることにもつながります。
またサーキュレーターや扇風機と違って、付けたまま外出できる点も魅力です。ペットなどがいるご家庭の場合、扇風機やサーキュレーターを作動させたまま外出すると、ペットがケガをする恐れがあります。
その点、シーリングファンは天井に設置してあるため、安全性が高いと言えるでしょう。梅雨時やマンション住まいの悩みである、洗濯物が乾かない点も解消してくれるインテリアです。
■夏と冬で使い方を変えると効果的な理由とは?
シーリングファンを利用する時は、夏と冬で使い方を変えるのがおすすめです。
夏は体の温度を下げるため、送風は下向きに設定します。汗をかいた体は風を受けると、体を冷やすメカニズムが働きます。エアコンと一緒に使えば、冷涼効果をさらに高めることができるでしょう。
一方で冬は送風を上向きに設定します。室内で暖気は天井付近に溜まりやすく、寒気は床側に溜まりやすいからです。そのため暖気の上昇気流を殺さずそのまま上に吸い上げ、そこから床や壁などをつたって寒気を足元に下ろしてあげます。
結果効率よく循環し、生活スペースである足元を暖めることができます。暖まった暖房の風は乾燥していますので、冬は体に直接風が当たらぬよう、上向き送風に設定した方が良いでしょう。ただし、吹き抜けや高い天井にシーリングファンを設置している場合や間取りによっては、直接風が体に当たることもないため、下向き設定にしていても問題ありません。
シーリングファンの夏と冬の使い方、回転方向には正解はないので使ってみて一番空気が循環する、効果がある風向きを試してみてください。
■シーリングファンライトもおすすめ
シーリングファンには照明機能が備わった、シーリングファンライトもあります。おしゃれな空間を演出できるため、ワンランク上のインテリアとしてシーリングファンを求める方におすすめです。
ライトのみ点灯させたり、ファンだけ回転させたりと使い勝手にも優れています。室内の雰囲気や色味に合わせて取り入れると、調和の取れた空間をつくれるでしょう。
■プロが教えるシーリングファンの効果的な使い方は?
シーリングファンは、そのままでも十分な効果を得られますが、使い方を工夫するとさらなる効果を期待できます。シーリングファンの効果を高めるために、工夫しておきたいポイントを紹介します。
・設置する位置を調整する
シーリングファンを設置する際に、どこの備え付けるかを確認するようにしましょう。床からファンの羽根までの高さが210cm以上になるように設置することが各メーカーの推奨となっています。
一般的な住宅やマンションであれば、天井高が240cmはあるので、羽根上の高さが30cm以内のものを選ぶと良いと思います。
一方で、この高さよりも低い場合、シーリングファンに圧迫さを感じたり、安全面にも悪影響が出てしまったりする恐れがあります。
・部屋の状況に応じて送風方法を工夫する
夏と冬の時期以外にも、部屋の状況に応じて送風方法を工夫してみましょう。快適に生活環境を維持できるように、シチュエーションごとに空気の流れを設定してみてください。
・吹き抜け天井やアーチ型の天井に設置する場合
吹き抜け天井やアーチ型の天井といった比較的高い場所に設置する際には、床に対して風が届きにくい可能性があります。この場合は、メーカーオプションの延長パイプ(ダウンロッド)を使用して、ある程度ファンの回転部分が床に近くなるように設置するようにしましょう。
・ダイニングルームに設置する場合
ダイニングルームでは、食べ物を冷やさないように、シーリングファンの送風方向を上向きに設定します。また、食事中の換気目的や、ダイニングルームで仕事をしているときにファンを使用する場合、低速でファンを回転させるのがおすすめです。
・室内で喫煙する場合
室内で喫煙をするときは、シーリングファンの送風方向を上向きに設定します。下向きに設定すると、タバコの煙が部屋の中に残りやすくなり匂いが留まってしまいます。
また、上向きに送風方向を設定するだけでなく、換気扇の使用や、窓を開けておくと、天井伝いに煙が移動して室内に溜まる時間を短くできます。
・屋外にシーリングファンを設置する場合
ガレージやベランダなど外に通じる環境にシーリングファンを設置する場合、室内と同様に、夏は下向き、冬は上向き方向に設置します。
とくに、夏の時期は、下向きに強めの送風を行うことで、涼しく感じのはもちろん、風を感じる範囲では害虫が寄るのを防いでくれる効果もあります。
・シーリングファンによる効果をうまく活用しましょう
おしゃれな魅力があるシーリングファンは、冷暖房の効率をアップさせ、節電効果もあるインテリアです。
戸建てにもマンションの天井にも設置できます。
空気の流れを良くし、部屋全体の室温を均一にしてくれるため、夏も冬も活躍します。特に梅雨時などには、洗濯物の乾きを早くし、カビを抑制してくれるので欠かせないものとなるでしょう。
シーリングファンやシーリングファンライトの通販専門店「ファズー」では、日本一の品揃えで1500商品以上を取り揃えています。
「失敗しないシーリングファン選び」をモットーにあなたのお部屋にあったシーリングファンを選びやすくまとめています。
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店長 小俣
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