専門店スタッフが教える!シーリングファンライトを安全に取り付けるための5つの注意点
更新:2022年9月16日 公開:2018年11月30日
こんにちは!
昔は”日曜大工”という呼び方で男性が行うイメージが強かった家具や家電を取り付ける作業ですが、最近は”DIY”という呼び方になり、親しみやすい名称に変わったせいか、女性のお客様からも「私でも取り付けができますでしょうか?」という問い合わせが増えてきております。
もちろん天井の状態や商品によっては簡単に設置できない商品もありますが、簡易取付タイプで、もしマンションなどにお住まいであればドライバー一本で比較的簡単に取り付けることが可能です。
ただ、シーリングファンライトの取付は初めてという方が多いと思いますので、その際の注意点についてシーリングファン専門店スタッフの目線からいくつかご紹介させていただきたいと思います。
目次
注意点①シーリングファンライトを設置できる天井の強度はあるか?
シーリングファンライトは直径1mを超える大きい製品が多いため、重さに耐えられる天井でないと設置はできません。
以下の場所や天井の状態によっては設置できない可能性があるため、必ず購入前に確認しましょう。
- 押すと簡単にたわむ天井
- 傾斜を合わせた舟底天井
- 壁面
- サオブチ天井
実際にご自宅の天井がシーリングファンを設置できるのか判断できない場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
注意点②シーリングファンライトを設置できる傾斜・勾配をチェックする
国内製のシーリングファンは、天井の傾斜が「最大39度」まで設置可能です。
下記の図を参考にして、ご自宅の傾斜角度を確認してみてください。
注意点③アタッチメントを下地にしっかり固定できているか?
戸建てや木造アパートなど、配線器具が下記のようなタイプだった場合の注意点です。
シーリングファンの取り付け金具(アタッチメント)は、戸建てや木造アパートの場合、配線器具を覆い被せるような形で天井に直接固定する必要があります。
したがって、まずは天井の下地がどこにあるかを下記のような道具で探すことから始めなければなりません。
工具 シンワ測定製 下地探し・チェッカー どこ太 Basic35mm マグネット付【EEAO006】
販売価格:1,250円(税込 1,350円)
こちらで抵抗があれば下地があると判断し、木ネジを電動ドライバーなどで打ち込んでいきます!
詳しい下地探しチェッカーの使い方や、木ネジを使った固定方法は下記の動画を参考にしてみてください。
もちろん、動画で使用している電動ドライバーが無くても施工は可能ですが、かなり力のいる作業になるため女性の方では少し難しいかもしれません。
また、下地チェッカーを使い慣れている人はすぐに下地の位置がわかりますが、初めて使う場合は「これが下地かな?」とわからなくなってしまうことが多いと思います。
下地がない位置にネジを打ち込んでも、強度が保てませんので本当に注意が必要です。
この時、外見からは問題なく設置できたように見えてしまうところも怖いです。もし少しでも不安がある場合は、お気軽に当店へご相談いただければと思います。専門のスタッフが丁寧に対応させていただきます。
注意点④シーリングファンライトの組み立て方は適切か?
シーリングファンは直径が1m以上ありますので、すべての商品で本体と羽根などを組み立てて設置する必要があります。
もちろん、説明書を見ればすべての組立手順は記載してありますが、初めて取り付ける方がほとんどだと思いますので、注意しなければならないポイントをいくつかご紹介します。
羽根の組み立てで注意すべきポイント
羽根の組み立ては大事なポイントの1つです。
羽根のバランスが悪いと揺れの原因になり、それが原因で振動につながり音が出てしまう場合があります。
ネジにはある程度の遊びがありますので、全部の羽根をバランスよく取り付けるために、ファズーでは、羽根をモーター側にしっかりと押しながら固定した上で、ネジを締めています。
取付の際は気を付けてみてくださいね。
本体と延長パイプの組み立てで注意すべきポイント
上記のように、本体と延長パイプの組み立てにも注意が必要です。
上記の説明書の画像にもあるように、本体とパイプをつなぐ止め金具とピンをしっかりと組み立てておかないと、後々落下して大事故につながる恐れがあります。
こちらはオーデリックのDCモーター製シーリングファンの画像ですが、パイプ吊りの商品は必ずこのような構造になっておりますので、十分注意して組み立ててください。
また、「ねじ(ゆるめる)」と書いてある部分の締め方にも注意が必要です。
緩みがないようにしっかりと締めなければなりませんが、力任せに締めすぎると本体が傾きバランスが崩れてしまう可能性や、ネジ山が潰れてしまう可能性があります。
ネジを締めるという簡単な作業でも後から異変に気づき、「設置時に確認をしておけばよかった」というお声を頂くことがあるので、機械に慣れている方でも良く取扱説明書を確認して組み立てをお願いいたします!
因みに当店で取り付け工事に伺う際には、納品時に元々付いているネジも念のため緩んでないか確認をしています。
もし、ご不安な場合は是非当店に工事をご依頼ください。
しっかりと丁寧に取り付け工事を行わせていただきます。
注意点⑤シーリングファンライト揺れやグラつきが起きていないか?
シーリングファンはいくら性能が良いものでも大きな羽根が回転するため、多少の揺れが起きてしまうのは許容範囲内です。
揺れがあっても、天井としっかりと固定してあればまず落下することはないのでご安心ください。
揺れの大きさは羽根バランスによることが多いです。
特に木材(MDF)や金属(鉄や鋼)を使っている羽根は、樹脂製のものと比べて揺れが大きくなりやすい傾向があります。
ファン本体の歪みなどが無く、設置方法にも問題がない場合の揺れは羽根のバランス調整を行うしか方法がありません。
当店の工事では、写真のように数グラムの錘を羽根に張り、どこの羽根に原因があるのか切り分けを行いながら調整をしていきます。
こちらは少し難易度の高い作業になりますので、もし揺れが出ている場合はまず当店にご相談いただければと思います。
過去に当店でシーリングファンの揺れをバランス調整で修正した動画があるので、ご紹介します。
実際に見てみると修正前と修正後で、揺れの大きさが変わっているのがわかるかと思います。
▼【修正前動画】
【修正前】オーデリック シーリングファンライト 揺れ(ブレ)修正
▼【修正後動画】
【修正後】オーデリック シーリングファンライト 揺れ(ブレ)修正
以上が、当店でも特に意識している取り付け時の注意ポイントとなります。
まとめ
最近は天井の高い戸建てだけではなく、マンションも含めリビングや寝室にシーリングファンが付いているおしゃれなご自宅もかなり増えてきているのではないでしょうか。
普段過ごす時間が多いお部屋では「安全に設置されている」という確信がほしいですよね!
ご自身のシーリングファンの取り付けにご不安がある方は是非一度当店にご相談ください。きっと良いアドバイスができると思います。
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